スプラッシュさんよりゼロアイ小説8

第百六十話「歓迎会」

X7の戦いが終わって1週間後、みんなでパーティーを開くことになった。
アクセルとブラックの歓迎会も兼ねている。
山のようなご馳走が並べられ、喜ぶアクセルやライク、リル。

アク「へ〜、アイリスさん料理うまいんだね!」
アイリス「あ、そっちはゼロ君が作ったのよ?」
アク「え・・」そういって、調理場のほうを覗くと・・

ゼロ「おいエイリア、圧力鍋何処やった!おいベルカナ!なんでイクラを炭火で焼くんだ!それにゼーラ!ホーネック好みにしたいからって全部の料理に蜂蜜入れようとするな!ホーネックも食わねえぞそんなもん!」ゼーラ「は〜〜〜い。」

料理をしている女性陣を見事に指揮しているゼロの姿が。

アク「0部隊って・・お料理部隊だったっけ?」
ホー「いや・・忍び部隊だ・・。」
黒「うまそーだな〜・・・」

マー「で、何で私は料理作らせてもらえないわけ?」
X「マーティの料理なんか食べたら・・・うっ!」とっさに口をふさぐが・・
マー「な・あ・ん・で・す・・・ってぇ〜〜〜?」
X「わああ!ごめん!ごめんってば!いててっ!!」

ヴァジュ「美味しいですのに・・マーティさんの。」
ホー「おめえが特別なんだろ!?」

マーティの料理は今回出ないことで、安心したりがっかりしたりといろいろだ。
 

そして、パーティが始まった。

ゼロ「ほらよ!一週間かけて作った新作だ!!!」
ゼロとアイリスの作った巨大ケーキの新作が披露された。
感嘆の声を上げる一同。

黒「これを一口で食うのは・・・」アク「何考えてるんだよ!」
黒「文句あるか?」アク「ったく!みんなで食べるんだからね!変な冗談言わないでよ!」
黒「誰が冗談なんか言うかよ!」アク「ほ、本気!?アンタ、バカ!?」
黒「うるせー!犯人の癖に!」アク「だから違うってば!!」

だんだん喧嘩がエスカレートし、武器まで取り出し始める二人。そこに・・
エイ「あなた達!いい加減にしなさいよ!」エイリアが止めに入る。

黒「うるせえ!って言うか・・誰だテメエは!!!」
エイ「・・・・・・・・・・・・いい加減にしなさぁアアアアい!!!!!」
とうとう名前を覚えてもらえないエイリアまで大暴れ。
ゲイト「エ、エイリア・・落ち着け、落ち・・イダダッ!!」
結局パーティーはほとんど台無しになってしまったのでした・・。

ただし、料理はほとんどヴァジュリーラが美味しく頂いたので残ることはありませんでしたが。ケーキも無事。
ヴァジュ「ふー、流石に美味しいですね。」ホー「お前、さりげなくすげー食うよな・・」
 
 
 
みんなはみんなでそこそこ楽しみ、夜になったので帰ろうとしたが・・黒がアクを呼び止めた。
黒「ところでアクセル・・だっけか?」アク「ナンだよ!」
黒「お前・・・弱そうだな。」アク「な・・なんだって!?」

突然、真剣な目でアクセルを「弱そう」という黒。

黒「ちょっと来い!試してやる!」アク「こ・・このっ!!!いいよ!ぶっ飛ばしてやる!」

リル「え?え?」ゼロ「何やってんだ・・?」
アイリス「また大変なことにならなきゃいいけど・・・。」
ゼロと腕を組みながら今後を心配するアイリス。
一体、黒の真意は?

第百六十一話「強さの絶対量」

アク「ゼロ!止めないでよ!こいつにS級ハンターの実力ってモンを見せてやる!」

黒「S級?」

ゼロ「ああ・・この前の戦いの後にできた新しいランクだ。同じ特A級でも大きく差が出てきてるからな。俺とXとホーネックとヴァジュリーラとアクセルがそれになったんだ。」
アイリス「え?そんなこと聞いてないわよ!?」
ゼロ「別に言うことじゃねーし・・」
アイリス「言うことよ!夫が妻に言うべきことよ!」
ゼロ「そっか・・わりぃ。」アイリス「もぅ!」

それでもひっついててお熱い二人をよそに、アクと黒が動き出した。
リル「おじちゃん・・アクセルお兄ちゃん・・」

アク「てりゃりゃっ!!!」
すばやく動き回りながら銃を連射。全弾命中する。

黒「〜〜〜〜♪」アク「!?」

なんと、鼻歌を歌っている。アク「こ・・このっ!!!」
黒「ル〜〜〜〜♪」
さらに、歌いながら肘を落とす。
アク「が・・はッ!!」黒「♪・♪」今度は腹に膝蹴りの連発。
アク「ゴホッ!!!ゴハ!!」

ライク「すごい・・」リル「アクセルおにいちゃんって・・強いんでしょ?」
ゼロ「あ、ああ・・・」

アク「これでもくらえ!」
ガイアシールドやムーピンホイールの特殊武器攻撃。
しかし、まだ戦況は圧倒的である。

ゼロ「あのアクセルがな・・・」
黒「おーいおい!お前、まさかこいつがお前らと同じ実力だと思ってんのか!?」
ゼロ「!それは・・・」

アク「な・・なんだよお・・そりゃ確か僕は子供な年齢だけど・・あの(X7)戦いじゃゼロやXと同じくらい活躍してるんだぞ!!」
油断した黒の至近距離から顔面を撃った。しかし、メットが壊れただけだった。

黒「活躍・・ねえ。活躍は必ずしも実力を表すもんじゃないだろ?その戦いのデータは見せてもらった。銃やバズーカとかの武器をうまく使ってる・・だ〜け〜ど〜・・・」
言いながらアクの銃を奪い取った。
アク「な・・」
黒「強さの絶対量が違いすぎるんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
両手を使い、銃を潰し、砕いてしまった!!!!
アク「あ・・・・・!!!!」

そして、黒はアクを睨みつけ、叫びながら攻撃を乱打した。

黒「攻撃力も!」アク「ゲッ!!」黒「防御力も!!」アク「ギャッ!!」
黒「スピードも!!」アク「ガッ!!!」
黒「全部他の『S級』にかなわねえくせに調子に乗ってんじゃねえええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!」

そして、最後の一撃がアクの腹に入った。
そしてアクは地面に落ち、立てなかった。

アク「け・・けほッ!つ・・強い・・・よ。あんた・・・」
黒「へッ!まあ・・お前も少しはやるみたいだな。・・よし、ゼロ!しばらくこいつ借りるぞ!」
ゼロ「何?」アイリス「え・・・!?」

アク「え・・それって・・ひょっとして・・修行とか?そーゆーの苦手なんだけど・・」

黒「〜〜〜〜〜〜〜♪」ニヤリと笑い、アクの首をつかんで連れて行ってしまった。

アク「わーーーーー!!ちょっと!ゼロ助けて〜〜〜!!」
 
 
アイリス「ねえ・・大丈夫かな?」ゼロ「まあ・・死にゃしねえだろ。」



第百六十二話「静かな午後」

ある、晴れた普通の日。 ゼロはその日仕事は休みで、家にいる。 リルとライクは友達の家に遊びに行き、今アイリスと二人だけで昼食をとっていた。 ゼロ「どうだ?この野菜炒め。」 アイリス「うん。美味しいよ。・・ねえ、こっちのスープはどう?」 ゼロ「ああ。うまい。」 互いに作った料理を食べ、それを誉めていた。 そして昼食も終わり、何となく二人で窓から外を眺めることにした。 アイリス「きれいな空・・・」 ゼロ「ああ・・・。」 アイリスの肩に手を置くゼロ。 アイリス「あ・・」 少し赤くなってゼロの方をむくアイリス。 それに気づいてアイリスの方をむくゼロ。 見つめあい、微笑んで、キスをした。 時間が止まったように動かない二人。 そしてその唇が離れた。 それでも二人は微笑みあい、見つめあっていた。 そこにアイリスが口を開く。 アイリス「ねえ・・・」 ゼロ「・・なんだ?」 アイリス「外、出よう?」 ゼロ「ああ・・いいな。」 そして今度は外に出て、腕を組んで歩く。 アイリス「ねえ・・結婚してから初めてここに来た時のこと、覚えてる?」 ゼロ「あ、ああ・・あの時はまいったな・・」 アイリス「また赤くなっちゃって・・うふふ。」 ゼロ「なんだよ・・・」 ちょっと怒る(?)が、それでもやっぱり赤くなるゼロ。 そして、二人は他に誰もいない公園を歩き続ける。 ゼロ「なあ・・・・」 アイリス「なぁに?」 ゼロ「いや・・・いい・・天気だな・・」 アイリス「そうね・・・・ほんとにいい天気。」 ゼロ「なあ・・・・」 アイリス「なぁに?」 ゼロ「・・・・・・・」 アイリス「・・・・・」 ゼロ「好きだ・・」 アイリス「私も・・・」

第百六十三話「三角関係!!」

ある日、フラフラと歩くある男が。 この小説でそんなことをするのはこの男だけ。 黒「なんか言ったか?」 そう、ブラックゼロである。 黒「♪ ♪ ♪」 いつものように歌いながら町を歩き、いつものように美味しそうだと思ったものを買って食べ、 いつものように因縁吹っかけられてそれを返り討ちにする。 ちなみに、仕事はたま〜にハンターベースなどのメカの修理・改造などをして金をもうけている。 自分をサイボーグに改造したことがあるだけあって、メカに強いのだ。 黒「さてと・・帰るか。ん?あ、サラー!」 偶然、サラーと出くわした。 サラー「あ・・、ゼ、ゼロ・・。」とたんに赤くなるサラー。 一応ではあるが、サラーは黒のことを「ゼロ」と呼んでいる。 黒「なんだぁ?赤くなりやがって、熱でも出たか?」 サラー「え、あ、うわわっ!!」 顔を近づられ、額に手を当てられ、さらに真っ赤になってしまうサラー、でも心配してもらってるのでちょっと嬉しい。 黒「ん〜〜〜・・ちょっと熱あるんじゃねえか?家、近いから休んで行けよ!」 サラー「あ、ああ・・・・。」 そしてゼロの家(マンション)の隣にある黒の家。 黒「ほら、寝とけ!俺の布団しかねーけどな。」 サラー「え?ゼロの・・ゼロの布団!?」ものすごく真っ赤になってしまう。 黒「ん?どーした?」サラー「いや、あの・・」 黒「とっとと寝ろ!!」サラー「わ、わかったッ!」 そして黒の布団で寝ることになったサラー、顔が真っ赤になってもうどうしようもない。 サラー「だ、大丈夫だ!起き・・」起き上がろうとするが、黒に頭を抑えられ、寝かされる。 そこに・・ リル「おじちゃ〜〜ん!!!」 リルが元気よくドアを開けて入ってきた!! 黒「お、リルちゃんか。」サラー「何!?」 笑顔のリルだったが、黒に優しく(?)寝かされるサラーを見て態度が豹変。 リル「ねえ!何この人!」 黒「ん?」サラー「な・・何ぃ!?」 黒「サラーだよ。知ってるだろ?会ったことあったよな・・」 リル「そんなこと聞いてないよ!なんでこの人がここにいるの!?」 黒「居ちゃ悪いか?」リル「う・・・・」 黒の純粋な(?)目を見て、嫉妬したリルの気持ちも少しおさまってきた。 黒「喧嘩するなよ!?ちょっとまってな!飯、作ってやっからよ!」 サラー「あ、ああ、すまない。」リル「は〜〜〜い!!」 そして黒が台所へ言ったその時! サラー「・・・・差がありすぎる!」 リル「え?」 サラー「お前、年はいくつだ!年の差がありすぎる!」 リル「何よ!年の差なんて関係ないもん!私はおじちゃんが好きなの!」 サラー「そうやって『おじちゃん』と呼んでいるのがまず・・・その・・ す・・好き・・とか、そういうことに向かないと言うか・・う・・」 純情なサラーにはこういう時にも『好き』の単語が言いにくいようで、この後は言葉にならなかった。 リル「関係な言ったら関係ないモン!私はおじちゃんのお嫁さんになるの!!!」 サラー「な・・なんだと!?やめろ!わ・・私だって・・私だって!!」 リル「何よ!」サラー「お・・己!」 バチバチと二人の間に火花が飛び交う・・が。 黒「ま〜た喧嘩かよ!バカ二人が・・」 リル「バ・・だ、だって、だって!!!」 黒「全く・・機嫌直せよ、ほら。チュッ!」 サラー「・・・・・へ?」 なんと!黒がリルの頬にキスをした!!! リル「エヘヘ・・・」 サラー「こ・・これは・・・」 黒「いや、リルちゃんな、こうやると機嫌よくなるんだけど・・」 サラー「く・・くうぅ・・・」 悔しがるサラーに、それを見てちょっと勝ち誇るリル。 黒「なんだ?お前もして欲しいのか?」サラー「え?」 黒「チュッ!」 サラー「・・・・・・・・・・・あ。ああああ・・・・。」 リル「あ・・・」 カーーーーーーーーーーーーッと真っ赤になって、ヘナヘナと倒れこんでしまったサラー。 黒「なんだよ・・だから寝てろって言ったのに・・」

第百六十四話「黒いキス魔!?」

サラー赤面気絶事件から数日・・のハンターベース。 黒も今日は来ていた。 リル「おじちゃ〜〜〜ん!」黒「おおっと!」 いつものようにいきなり後ろから黒に飛びつくリル。 ゼーラ「ホ〜ネックぅ〜〜〜!!」ホー「わわ〜〜〜〜〜っ!!!!!」 いつものようにいきなり前からホーネックを押し倒すゼーラ。 そして鼻血出すホーネック。 ゼロ「・・今日も平和・・だな。」ホー「た・・助けてくださいよぉ!!」 ゼロ「いい加減慣れろよ・・ってかそろそろ結婚したらどうだ?」 ゼーラ「いやぁだ〜〜!お兄ちゃんったら〜〜〜!!私は今のままで充分よ!」 ホー「そ・・そろそろどいて・・」 そこに、サラーが入ってきた。 サラー「ゼロは・・いるか?」ゼロ「ん?」サラー「いや、お前じゃない・・」 しつこいようだが、サラーは黒を「ゼロ」と呼んでいる。 黒「よお!サラーか!」サラー「あ・・。」嬉しそうな顔をして近づく。 リル「な〜に?サラーさん何か用?」サラー「ぬうっ!」一瞬にして顔がこわばった。 サラー「や・・やはり子供というものはいつも暇なものらしいな・・。」 リル「あ〜ら、大人のわりにお暇な方もいらっしゃるようですね〜。」 サラー「な、何だと貴様!!」リル「なによ!そっちが言ってきたんじゃない!」 アイリス「喧嘩になっちゃった。早く止めないと・・」 黒「なんだか俺の事いわれたような気がするんだが・・」 ゼロ「確かに当ってるような・・」 取り敢えず、アイリスがどうにか喧嘩を止めたが、未だに中の悪い二人。 黒「お前らな〜、・・・なんでそんなに仲悪いんだ?」 サラー「お・・己・・・」リル「おじちゃんのバカぁ!!!」 二人で黒にギャーギャーと文句言いまくる。 黒「うるっせえな・・チュッ!」 ゼロ「ん?」エイリア「・・・え?」アイリス「・・・・・・へ?」 リルとサラーの頬にキスした。 黒にとっては「女の子の喜ぶこと」なのである・・・。 リル「お・・おじちゃん・・」真っ赤になって黒を見つめて喜ぶ。 サラー「あ・・あうぅう・・・・」真っ赤になってその場にヘナヘナと座り込んだ。 アイリス「な・・なにやってるの・・?」 このシーンを初めて見たため、驚きを隠せない。 黒「ん?お前もやって欲しいのか?」アイリス「えっ!わ、私は・・」 黒「どした?嬉しいんだろ?こういうの・・・」 ゼロ「このっ!!!」 おもいっっっっきり、殴った。 黒「いって〜〜・・なんで殴られたんだ?」アク「そりゃ結婚してる人にはダメですよ師匠・・」 黒「あ、アクセル、居たのか。」アク「そりゃいますよ!いつも働いてるんですから!」 黒「結婚してる奴はダメ、と・・」 ベースの空気が乱れてきたので、エイリアが注意しに来た。 エイ「あなた、そんな風にベース内で好き勝手されると・・」 黒「怒るなよっ♪チュッ!」エイリアの頬にも・・・。 エイ「え・・・あ・・・あわ・・・」かつて想ったことがあってか、サラーと同じように座り込んでしまった。 黒「今の誰だっけ・・・。」 ゼーラ「ブラックゼロさん、女たらしね・・」 ヴァジュ「本人は女性に興味がないからその分タチが悪いですよ・・・」 ホー「ってかゼーラさん、いつまで乗っかってるんですか・・?」 黒「さ〜て、遊び行こっと!」

第百六十五話「ライクの悩み」

黒「 ♪ 」 いつものように鼻歌交じりに遊び歩く黒い男。 勿論、その名はブラックゼロ。 リル「おじちゃ〜ん!」 そして、いつものように突然現れて抱きついてくる少女・リル。 黒「お、リルちゃんか。」 そして・・いつもと違うことがひとつあった。 ライク「・・・・・・。」 黒「んん〜?」 ライクが睨んでいたことである。 黒「・・どした?」 ライク「・・・。」 黒に問われても、そっぽを向いて立ち去った。 リル「・・お兄ちゃん?」 黒「・・俺のこと嫌いなのかなぁ・・・。」 リル「え?そんなわけないよ!何も悪いことしてないのに!」 黒「そういや前に殴ったことあったなぁ・・(126話)」 そして、ゼロの家。 ライク「やっぱりあいつ、やだよ!」 アイリス「どうして?ブラック君は今はもうそんな悪い人じゃないでしょ?リルにも優しくしてくれるし・・」 ライク「そ、それが・・!それが・・うぅ・・。・・もういいよ!!」 またも走り去って自分の部屋へ行ってしまう。 アイリス「・・どうしたのかしら・・。」 ゼロ「どうした?」 アイリス「あ、ゼロ君。ライクがブラックさんのこと嫌いみたいなのよ・・」 ゼロ「なんでだ?」 アイリス「リルと仲がいいのが気に入らないみたい・・」 ゼロ「叔父(カーネル)似か?」アイリス「・・・そうかも。」 その頃・・ リル「なによバカ!」サラー「な・・き、貴様〜〜!!」 黒「何でお前らいっつもいっつも・・」 ライク「おい!!」 黒「!!?」 突然、後ろから叫んできたライクに驚きながら振り向く黒。 黒「・・ライク・・だよな?どした?」 リル「どしたの?」サラー「・・・?」 ライク「ブ・・ブラックゼロ!しょ・・しょ・・勝負だ!!!」

第百六十六話「ブラック対ライク」

リル「な・・何言ってるの!?」 サラー「ど・・どうしたのだ?」 ライクの黒への挑戦に驚く二人。黒は・・ 黒「・・・・」 ライク「ど・・どうしたんだよ!勝負を受けるのか・・受けないのか!」 黒「誰も逃げたりゃしねーよ。ハンターベースの訓練室が空いてるかな?」 サラー「お、おい・・!子供相手だぞ!?」 黒「で〜も〜・・・挑戦されちゃあなぁ・・。」 ライク「早く行くぞ!」黒「ああ。」 そしてハンターベースの訓練室。 シグ「ハンターベースは公園か遊園地ではないんだがな・・」 黒「さ、始めようぜ!」 リル「ねえ!二人とも・・やめてよ!!」 ライク「えっ!?」黒「?」 リル「おじちゃんとおにいちゃんが戦うなんてやっぱり嫌だよ!やめて!!」 ゼロと黒が戦ったときのことを思い出し、二人を止めようとするリルだが・・・ 黒「いいじゃねえか、別に殺し合いするわけじゃねえし。遊びだよ、あ・そ・び♪」 リル「う・・うん・・。」 そして・・戦いが始まった。 黒「うらぁ!!!!」 いきなり黒の容赦ない蹴りが炸裂。 ライク、宙を舞って落ちる・・かと思われた。が! ライク「うわあああ!!!!!」右手をバスターに変形させ、黒の顔面にクリーンヒット! 黒「うおっ!?・・こりゃあ・・」 ライク「え〜い!!てやっ!!」 ライクの乱打を喰らい、驚きの色を隠せない黒。 黒「へえぇ・・ゼロの子供だからか?こんなに強いか・・。じゃあ俺に子供が出来たら強いのか?」 しかし、こんなことを考える余裕もある。 黒「まあ・・アクセルほどじゃないか。だっ!!」 強烈なチョップがライクの脳天に入った。 ライク「ゲッ!!!う・・うわああ!!!」頭を抑えて叫びだす。 リル「きゃっ!!お・・お兄ちゃん!」 サラー「うぅ・・・」 黒「もう終わりか?・・ん?」 ライク「うああっ!・・くっ・・ゼル・・・ナックル!!」 地面を殴った。 その時、まるで父親のアースクラッシュのようにエネルギー弾が地を駆けた。 リル「お兄ちゃん・・いつの間にこんな・・」 サラー「なんと・・」 黒「おおっと!!」ジャンプでかわす。 しかし!エネルギー弾が地面から飛び出し、黒の腹に命中し、爆発した!! 黒「な・・なんだとぉ!??」 何とか着地するも、ダメージが大きい。 ライク「どうだ!」 黒「こりゃちょっと危ないな・・・・わりぃ!本気ださせてもらうぜ!はああっ!!」 黒が気合を入れたとたん、指がそれぞれ砲身になった! そして右目にコードが走り、右目本体はスコープになった! 背中には悪魔の翼やビーム砲、肩からはレーザーキャノンや棘が、他にも、足や腕、腰、胸など、体のいたるところがサイボーグ化された。 リル「あ・・あれって・・・」サラー「サイボーグ・・デーモン・・!」 黒「一度死んで、なくなったかと思ったか!?生憎俺はぁ・・強さは捨てられねぇんだよ!!」 リル「・・お・・おじ・・ちゃん・・。」サラー「リル・・震えているのか?」 黒「・・・・・。」少し寂しげに二人を見た・・。 その時リルが叫んだ。 リル「おじちゃ〜〜〜ん!!!カッコいい〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」 サラー「・・・・・な?」ライク「え・・?」 それもその筈、自転車に乗るのを手伝ってくれて、麻薬密輸組織から守ってくれて、 最後は自分のために死んでいった本当の「初恋の人」が目の前にいたのだ。 サラー「とはいえ・・少し趣味がおかしくないか?」 黒「さ、行くか・・」 ライク「う・・うわ・・」 逆に、その姿を見て恐怖を覚えるライク。 外見などに恐れているのではない。 そこから発せられる強大な「力」を感じて恐れていたのだ。 黒「どうした?終わりか?」 リル「おじちゃんステキ・・」 ライク「あ・・」 ライクは妹が心配だった。 Xを倒し、その直後自分を倒し、リルをさらい、最後はリルの静止も聞かずにゼロと戦い死んだ男と仲良くしていて平気なのか、 といつも思っていた・・。 しかし、リルの恋する眼差しを見て、大丈夫だ、と悟った。 ライク「・・・・ごめんなさい。」 黒「何?」ライク「僕・・おじさんのこと誤解してた。」 黒「そうか・・で、この勝負はどうする?」 ライク「勝負は・・つけるよ!!ゼルナックル!!!」 エネルギー弾が黒に向かって飛んできた。 黒「いい攻撃だ・・カアアああーーーーーーーーー!!!!!!!」 口から強力なエネルギー波を吐き、エネルギー弾を破壊し・・ライクを吹き飛ばした。 ライクは倒れた。だが、その表情は和らいでいた。 リル「お兄ちゃん!大丈夫!?」 サラー「やはりまずかったのではないか?」 黒「大丈夫だよ・・さ、帰るか!」

小説第百六十七話「家族のクリスマスケーキ」

クリスマスの一週間前・・ ゼロ「なあ、アイリス・・・」 アイリス「どうしたの?」 ゼロ「ケーキ作ろうぜ。でかいやつ・・そろそろクリスマスだからよ。」 アイリス「そうね!久しぶりに作っちゃおう♪子供達に見せるのは初めてだったよね。すっごいの、作ろうね♪」 ゼロ「おう♪」 久しぶりなので気合を入れて作る二人。そしてクリスマス当日・・ リル「わあっ!すっご〜い!!」 ライク「パパとママで作ったの!?」 ゼロ「まあな。」アイリス「すごいでしょ!隠しとくの大変だったんだから!」 そこには、一週間かけて作った巨大な新作クリスマスケーキがあった。 驚きながらも大喜びの子供達。 一番上にはゼロ・アイリス・ライク・リルの形をした砂糖菓子が乗っている。 ゼロ「さてと、切るぞ〜。」 大きなナイフを取り出し、ケーキを切ろうとする。 しかし、その時地震が起きた!! ゼロ「うわっ!」リル「きゃあっ!!」ライク「ひゃっ!!」 アイリス「け・・ケーキが!!」 ・・・・しばらくして、地震は収まったが、ケーキがバランスを崩し、倒れそうになってしまった! ゼロ「やべえ!!!」 ライク「あ・・・わ!!」 アイリス「バランスが・・!!」 どうにかバランスをとろうとするが、ケーキは真ん中から折れて倒れてしまった。 ゼロ「くっ!!!!」 ゼロがケーキの下に走ったが、折れたケーキの下敷きになってしまう。 アイリス「きゃあっ!ゼロ君、大丈夫!?」 ゼロ「まあな・・・」 リル「わ〜・・クリームいっぱいついてる・・」 ライク「真っ白・・」 ゼロ「ほらよ・・」 心配している三人に、何かを渡した。 それは、一番上に乗っていた家族の人形の砂糖菓子だった。 アイリス「ぜ・・ゼロ君、その人形のために!?」 ゼロ「まあな・・。」 アイリス「ゼロ君・・」 家族の形をした人形を床に落としたくなかった。 家族を想うゼロの気持ちに、アイリスは少し涙を流した。 アイリス「もう・・・早く体拭かなきゃね!」 ゼロ「え、いまここで・・か?」 アイリス「風邪ひいちゃうよ?」 ゼロ「いや・・そりゃ・・」 アイリス「ね、早くぅ!!」 いつものようにちょっと照れるゼロに、今日はちょっと積極的なアイリス。 リル「パパ、お口にクリームついてヒゲみた〜い!」 ライク「サンタさんだ!サンタさん!」 ゼロ「え?そうか?」 アイリス「ねえ、早く体拭こうよ・・」 ゼロ「いや、あとでな・・。」 アイリス「も〜〜〜!!」 そして、楽しくクリスマスと残ったケーキを楽しんだゼロ一家でした。
  ELITE HUNTER ZERO